◆株式投資実践〜信用取引の欠点〜

◆信用取引の欠点

 信用取引は利益金額を大きくするかわりに損失も大きくします。現物株式の取引では仮に会社の倒産によって株価の価値が0になった場合にも投資の元本が0になるだけです。しかし信用取引で大きく損失を出すと元本がマイナスになる事がありえるのです。

 例えば100万円の担保(保証金)で300万円分のA株を信用買いで購入したとします。この時点で保証金維持率は33%ですので少しでも株価が下がると追加保証金を入れないと証券会社にA株を強制決済されてしまう状態です。

 仮にこの状態で株価が下がった場合、保証金維持率は33%を切るため証券会社からは追加保証金を要求されます。これを入れないとA株が強制決済されて保証金から損益分が引かれて清算されます。

 しかしもしここでA株の倒産ニュースが流れると追加保証金を入れない場合に強制決済が動きますが、ストップ安状態で強制決済されなかったとします。どんどん株価がさがり強制決済されたときには300万円分の株が10万円になっていたとします。

 強制決済された時には290万円の損失が出ていますが、保証金は100万しかないため残りの190万円が借金として残る事になります。これが株式投資で借金が出来てしまう仕組みです。

 逆に株価が下がると予想して空売りしていた場合に、好決算やサプライズニュースで株価が上がり続けた場合にも同様の事が起こります。

 信用取引をおこなった場合、手数料の他に金利が発生します。金利は各証券会社によって異なりますが、これは担保(証拠金)を元に証券会社から買い付け余力を融資をしてもらっている状態ですので当然金利が発生するのです。ですのでこの金利分も計算して利益を出さないと元がとれません。